アフィリエイトのリスティングNGとは、その案件ではリスティング広告での集客が禁止されている、という意味です。
もう少しかみ砕くと
Google広告やYahoo!広告にお金を払って集客する手法が、その案件では使えない
ということ。
これ、けっこう混同されがちなのですが、似た言葉で「リスティングNGキーワード」というのもあります。
「リスティングNG」は広告出稿そのものが禁止、「リスティングNGキーワード」は特定の単語での出稿だけが禁止です。
ここを取り違えると、せっかくの報酬が消し飛ぶこともあります。
違反すると起きることをざっくり並べると、こんな感じです。
- 発生した報酬がまるごと無効になる
- 案件との提携を解除されることがある
- 悪質と判断されるとASPごと強制退会になることもある
ただ、案件によってルールが違うので、まずは「自分が扱う案件はどのタイプか」を見分けるのが先です。
アフィリエイトでよく見る3つの区分を、対応する行動とセットで早見表にしました。
| 区分 | 意味 | 取るべき行動 |
|---|---|---|
| リスティングNG | 広告出稿 そのものが禁止 | リスティング広告での 集客は使わない |
| リスティング 一部OK | NGキーワード 以外なら出稿OK | NGワードを除外設定 したうえで出稿 |
| リスティングOK | 制限なく出稿可能 | 一般的な広告ルール を守って運用 |
※区分はASPの管理画面の「プログラム詳細」で確認できます。案件ごとに条件が違うので、毎回チェックする習慣をつけておくと安全です。
- 「リスティングNG」と「リスティングNGキーワード」の違い
- NG・一部OK・OKの3区分とそれぞれの動き方
- NGキーワードになりやすい代表パターン
- 違反したときに発生するペナルティの中身
- うっかり違反を防ぐための具体的な対処法
- ブログ記事内で商品名を書くことが禁止かどうか
アフィリエイトのリスティングNGとは何かをまず押さえる

言葉のイメージだけで判断すると、思わぬところで報酬を失います。
ここからは、リスティングNGの中身を順番に見ていきます。
リスティングNGとリスティングNGキーワードは別の意味
この2つの言葉、ぱっと見は似ていますが、中身は別物です。
「リスティングNG」は広告出稿そのものを禁止する全体のルール。
一方の「リスティングNGキーワード」は、特定の単語でだけ広告を出してはいけない、というピンポイントのルールです。
表で並べると、違いがはっきりします。
| 言葉 | 禁止される範囲 | 例 |
|---|---|---|
| リスティングNG | その案件で 広告全般がNG | この案件では リスティング不可 |
| リスティング NGキーワード | 指定された単語 での広告がNG | 商品名Aを含む キーワードは不可 |
つまり、リスティングNG案件では、どんなキーワードを使っても広告経由の報酬は認められません。
一方で、リスティング一部OK案件では、決められたNGワードを避ければ広告を出せる、ということになります。
アフィリエイトでよくある3つの区分(NG・一部OK・OK)
アフィリエイト案件は、リスティング広告の扱いで大きく3つに分かれます。
3区分のうち、収益性が高い案件ほど「NG」側に寄る傾向があります。
大手企業やメーカーの案件はとくにNG設定が多めです。
| 区分 | 広告の扱い | 主に多いジャンル |
|---|---|---|
| リスティング NG | 広告出稿は すべて不可 | 大手の物販 有名サービス |
| リスティング 一部OK | 指定NGワード を避ければ可 | 中堅サービス サブスク系 |
| リスティング OK | 原則制限なし | 新興案件 競合の少ない商材 |
「リスティング一部OK」が、いちばん見落としやすいタイプです。
OKの文字に安心して、NGワードを確認しないまま広告を出すと、そこから違反扱いになります。
NGキーワードに該当する代表的なパターン
NGキーワードとして指定されやすい単語には、いくつか共通の型があります。
基本は「広告主の名前そのもの」と「広告主と紛らわしい表現」です。
具体的にはこんな感じ。
- 会社名・サービス名・商品名
例:「○○株式会社」「商品名A」など、商標として使われる単語 - 競合他社の商標
広告主以外の社名・商品名も商標権の関係でNG - 「公式」「公認」などの表記
公式サイトと誤認させる表現は提携解除につながる - 「No.1」「日本一」などの最上級表現
裏付けデータがないと景品表示法に抵触する恐れ - 著作権で守られているキーワード
有名人の名前、作品タイトルなどはトラブルの元
NGワードと別の単語を組み合わせる、いわゆる「掛け合わせ」も基本NGです。
例:NGワードが「商品A」のとき、「商品A 口コミ」「商品A 最安値」もすべてNG扱いになります。
「これくらいなら大丈夫だろう」で踏み込むと、ほぼ違反扱いになります。
なぜ広告主はリスティングを禁止するのか
そもそも、なぜ広告主はわざわざリスティングを禁止するのでしょうか。
アフィリエイターが広告費を出して売ってくれるなら、広告主にとって悪い話ではないように見えますよね。
ところが、現場ではこんな問題が起きます。
- クリック単価が高騰する
広告主とアフィリエイターが同じキーワードを取り合うと、入札価格がどんどん上がっていく - 本来は無料で取れた成果に報酬が発生する
商品名で検索した人は、もともと買う気でいる人。広告経由になるとアフィリ報酬を払うはめになる - ブランドイメージが損なわれる
あおり気味の広告文や、誤解を招く表現で出稿されるとブランドの印象が悪くなる - ユーザーが公式と勘違いする
アフィリ広告を公式サイトと思い込んだまま購入するトラブルが起きる
広告主から見ると、メリットがほぼなく、リスクの方が大きい。
これが、収益性の高い案件ほどリスティングNGになりやすい理由です。
ブログ記事内で商品名や社名を書くことは禁止ではない
あれ、じゃあ自分のブログ記事の本文に商品名を書くのもダメってこと?
ここ、初心者の方がいちばん混乱しやすいポイントです。
ブログ記事の本文に商品名や社名を書くこと自体は、原則として禁止ではありません。
リスティングNGはあくまで「広告の入札キーワード」の話です。
ブログ記事の中で
「商品Aを使ってみた感想」
「○○社のサービスはこんな感じ」
と書くのは、紹介記事として普通のこと。
禁止されているのは、その商品名でGoogle広告やYahoo!広告にお金を払って入札することです。
2つを並べると、違いがわかりやすくなります。
- ブログ本文に商品名を書く
→ 基本OK(自然な紹介・レビューはむしろ歓迎されることも多い) - ブログのタイトルに商品名を入れる
→ 基本OK(SEOで上位を取りに行く分には問題なし) - 商品名で広告を出してそのブログに誘導
→ NG案件では違反扱い - 商品名のドメインで「公式」を装う
→ ASPの規約違反、提携解除の対象
ただし、ブランドイメージを傷つけるような誹謗中傷の書き方はやめておきましょう。
名誉毀損や営業妨害など、別の問題に発展する可能性があります。
※「公式」「公式サイト」とブログ内で書くのは、リスティングではなくサイト全体の規約として多くのASPで禁止されています。広告でも本文でも、公式を装う表現は避けてください。
アフィリエイトのリスティングNGとはどう向き合うべきか

意味がわかったところで、次は実際の動き方の話です。
違反した場合のペナルティから、うっかり違反を防ぐ方法までまとめて見ていきます。
違反するとどうなるのか
(成果否認から強制退会まで)
NG案件で広告を出してしまった場合、ペナルティは段階的に重くなります。
軽い順に並べると、こんな流れです。
- 発生した報酬の取り消し(成果否認)
違反経由で発生した売上はすべて報酬ゼロになる - 注意・警告の連絡
ASPから運用方法について確認の連絡が来る - 提携の解除
その案件との提携が打ち切られる - 新規案件の制限
他の案件にも申し込みづらくなることがある - 強制退会・アカウント停止
悪質と判断されるとASP自体から追い出される
いったん強制退会になると、同じASPに再登録するのはかなり難しくなります。
広告費はクリックされた時点で支払うので、報酬がゼロになるとそのまま赤字です。
「バレなければいい」で済む話ではないので、最初の確認を雑にしないことが何より大事になります。
案件ごとのリスティング条件を確認する手順
確認するのはASPの管理画面の「プログラム詳細」というページです。
A8.netやバリューコマース、アクセストレードなど、主要ASPはどこも同じような構造になっています。
①プログラム詳細ページを開く
気になる案件のページを開き、画面上部にある案件名の周辺を見ます。
「リスティングNG」「リスティング一部OK」「リスティングOK」のいずれかが書かれているはずです。
②NGキーワード欄を読み込む
「一部OK」の場合は、必ずNGキーワード欄が用意されています。
商品名・社名・サービス名・電話番号・代表者名など、思った以上に細かく指定されることもあります。
③否認条件・成果条件もあわせて確認
NGキーワード欄の近くに、否認条件や成果承認のルールも書かれています。
ここには「不正出稿が確認された場合は提携解除」と明記されているケースが多いです。
※プログラムの条件は途中で変更されることがあります。「OK」だった案件が「一部OK」に変わるケースもあるので、定期的に再確認しておくと安全です。
うっかり違反を防ぐための除外キーワード設定
意外と多いのが、自分では入札していないのに、勝手にNGキーワードで広告が表示されてしまうケース。
原因はマッチタイプの設定です。
たとえば「ダイエット サプリ」と部分一致で入札していると、Googleの判断で「商品A サプリ」のような検索にも広告が出ることがあります。
意図せず広告が出ていた場合でも、違反は違反として扱われます。
これを防ぐには、除外キーワードの設定をしておくのが一番確実です。
- NGキーワードをそのまま除外設定に登録
商品名・社名などをまとめて除外キーワードに入れる - マッチタイプは「部分一致」を選ぶ
除外側も部分一致にしないと、複合キーワードで漏れることがある - 除外キーワードリストを作って共有
複数キャンペーンで使い回せるようリスト化しておく - 定期的に検索クエリレポートを確認
実際に表示された検索語に、NGワードが混ざっていないかチェック
「念のため」を1つ多めに入れておくくらいでちょうどいいです。
ブログ運営者と広告出稿者でリスクが変わる
同じ「アフィリエイト」でも、ブログ中心で運営している人と、PPCアフィリエイトをしている人ではリスクの種類が違います。
自分がどちらのタイプに近いかで、注意するポイントが変わってきます。
ブログで自然検索から集めている人
SEO経由で集客しているなら、リスティングNGはほぼ気にしなくて大丈夫です。
気をつけるのは、広告ではなくブログ運営側のNG行為のほうです。
- 記事内で商品名や社名を書く(基本OK)
- 商品レビューやランキング記事を作る
(OK/根拠は明示) - 「公式」「公認」と書いてしまう(NG)
- 商品名を含むドメインで「公式風」サイトを作る(NG)
PPCアフィリエイトで広告を出している人
こちらはリスティングNGの確認が、毎回の必須作業になります。
とくに気をつけたいNG行為がいくつかあります。
- 直リンク
広告から自分の記事を経由せず、直接アフィリエイトリンクへ飛ばす行為。多くのASPで禁止 - 古い情報での広告掲載
すでに終わったキャンペーンや旧価格を載せたままにすると景品表示法に抵触 - 誇大表現・最上級表現
「日本一」「No.1」など、根拠なく書くとASPからも審査側からも指摘される - 広告文と遷移先の内容のズレ
クリックした人が「思っていた内容と違う」と感じるページは審査落ちの対象
PPCアフィリの場合、Google広告のアカウント停止も加わるため、ペナルティが二重になります。
同じ違反でも、被害額が桁違いに大きくなりやすい立場だと意識しておきましょう。
アフィリエイトのリスティングNGに関するよくある質問
リスティングNG案件のブログ記事を書くこと自体は問題ない
はい、問題ありません。
リスティングNGはあくまで広告出稿のルールなので、SEOで集客するブログ記事は通常通り書けます。
記事内で商品名や社名を出すのも基本的にOKです。
うっかりNGキーワードで広告が出てしまった場合の対処は
すぐに広告を停止し、除外キーワードを追加して再発防止策を取ったうえで、ASPに事情を連絡するのが基本です。
故意ではないと判断されれば、警告のみで済むこともあります。
放置すると悪質扱いされやすいので、自分から先に動くのが大切です。
「リスティング一部OK」と「リスティングOK」の違いは何か
「一部OK」はNGキーワードが指定されていて、それを避ければ広告を出せる状態。
「OK」は原則制限なく出稿できる状態です。
ただしOKでも、商標権や著作権など一般的な広告ルールは守る必要があります。
自分の運営サイトのドメインに商品名を入れるのはNGか
多くのASPで禁止されています。
商品名や社名を含むドメインは、公式サイトと誤認されやすく、商標権侵害にもつながりやすいためです。
ドメインは商品名を含まない一般的なものにしておくのが無難です。
まとめ:アフィリエイトのリスティングNGとは何かを正しく押さえて安全に運用する
アフィリエイトのリスティングNGとは、その案件での広告出稿そのものを禁止するルールでした。
似た言葉のリスティングNGキーワードは、特定の単語での出稿を禁止する別のルールです。
最後に、これだけ押さえておけば安心という要点を並べておきます。
- 「リスティングNG」と「リスティングNGキーワード」は別のルール
- 案件は「NG/一部OK/OK」の3区分のどれかに必ず分類されている
- NGワードの代表は商標・社名・「公式」表記・最上級表現・著作権
- 違反するとペナルティは段階的に重くなり、最終的には強制退会もある
- うっかり違反は除外キーワード設定で防ぐ
- ブログ本文に商品名を書くこと自体は禁止ではない
最初の1分でプログラム詳細を確認するだけで、ほとんどの違反は防げます。
慣れるまでは、案件を扱う前に毎回チェックする習慣をつけておくと安心です。
